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NPO法人だっぴ 若者と大人がつながることが、地域の未来を拓く

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キャスト卒業文集

だっぴとわたしの3年間

だっぴに入る前と後とで、自分自身がどう変化したのか。そして自分にとってだっぴとは何か。
令和元年度の卒業生が残した「卒業文集」より、ご紹介いたします。

今までの自分に違和感

だっぴに入る前の私は、とにかく人からの評価が全てで生きていました。親や先生に叱られる自分、友達に嫌われる自分は自分じゃない、そんな自分であってはならない…と、とにかく強く思っていました。「自分がどうしたいか」という気持ちよりも、周囲に好かれることが一番の重要事項で、そのために、たとえ自分がしんどくなってしまうとしても、「人に嫌われたり、悪く言われたりするよりマシだ」と考え、行動してきました。勉強も、部活動も、「自分がこうなりたいから」ではなく、「周囲の人に褒められたいから、失敗して叱られたくないから」頑張ってきました。

しかし、だっぴに入って、幅広い世代の人々とお話をしたり、仲間がそれぞれの想いを胸にキラキラしたりしている様子を見て、今までの自分に、少し違和感を覚えるようになりました。今までの自分が、行動の原動力にしてきたもの、軸にしてきたものは、周囲の人々の目。頑張ってきた自分は過去にちゃんといるのに、自分の気持ちじゃなく、他者の目を軸にして積み重ねてきた努力は、本当の努力と呼べるのだろうか、と…。そして、そんな風にして生きてきた自分が、嫌いだとも思うようになりました。

ヒントは大人の方の言葉

そんな時、私にヒントを与えてくださったのが、だっぴの大人の方の言葉でした。

「自分を大切にすることができない人は、他者を大切にすることもできない。」

「他人軸で生きてきた自分を否定する必要はない!他人軸で生きることも大切、自分軸で生きることも大切。過去の自分を全否定して、ゼロにする必要はない!」 

他にも、たくさんの大人の方、同期の仲間、先輩方、後輩たちが、私の背中を押してくれました。 「自分を大切にする」とは、どうすれば自分を大切にすることができるのか、まだまだ模索中ですが、だっぴに入る前の自分よりも、今の自分の方が好きだな、ということを実感しています。

何度もこの場に戻ってきたい

私にとって、だっぴは「憧れ」であり、「スタート地点」です。
だっぴは、たくさんの人と人を繋ぎ、人々の心を温かくする存在だな、とイベントに関わる度に感じていました。たくさんの成長の場を与えてくれただっぴは、私にとっての「憧れ」であり続けると思います。そして今度は、私が、人と人を繋ぎ、「ひと皮むける」チャンスを与えることが出来る人になることで、だっぴに少しでも恩返しがしたいなと思っています。大学生キャストとして頑張ってきた3年間は、私にとって「スタート」に過ぎませんし、また何度もこの場に戻ってきたいです。

令和元年度だっぴ卒業文集より抜粋、一部改変

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