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NPO法人だっぴ 若者と大人がつながることが、地域の未来を拓く

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キャスト卒業文集

認められる場所、だっぴ

だっぴに入る前と後とで、自分自身がどう変化したのか。そして自分にとってだっぴとは何か。令和元年度の卒業生が残した「卒業文集」より、2人目のご紹介です。

うまくいかなくてもいいじゃない

だっぴに入るまでは、挫折することなく、安定した未来へ進むことが素晴らしいと思っていたし、自分もそんな道を進めるように頑張らなくちゃという思いが強かったです。失敗する自分が嫌いで、失敗を恐れていました。しかしだっぴを通してたくさんの素敵な大人たちと出会い、夢に向かって真っすぐ前進することだけが正解ではないことを知りました。時に寄り道したり、立ち止まったりすることで見えてくるものもあるということ、どんな経験も何一つ無駄なことはなく、どこかで何かしらの糧になることを知りました。これまでの生きてきた中で、しんどい思いをしたことや、うまく進めなかったこともあるけれど、それも含めて私の歩んだ道だと胸を張って言えるようになったのは、だっぴのおかげだと思います。

また、大人になると今ほどには楽しめないという印象を持っていました。しかしだっぴで出会う大人は皆さん生き生きとしていて、夢を持っていらっしゃいました。大人だからこそ楽しめることがあるのではないかと感じ、これからが楽しみになりました。私も夢をもち続けられる大人になりたいです。

人と話すのが好きに

「私の話なんて聞きたい人いるのだろうか」。初めはそう思っていました。だっぴで活動していくうちに、私の話に耳を傾けてくれる人がいること、私だから話せることがある事を知りました。また、大人と話すのは緊張してしまう私でしたが、活動を重ねていくうちにそうではなくなりました。教採の面接の際も、普段通りの私で面接官と向き合えたのは、だっぴの活動が影響していたのかもしれません。

さらに、自分は聞き上手だと思っていたけれど、案外そうではないことも実感しました。「相手に興味を持つこと」は、楽しく会話するための第一歩だと思います。例えば、一言「好き」という感想が出てきたとしても、何が好きなのか、どうして好きなのか、そう思えるようになったきっかけは何なのか、興味を持つことで「相手の話をもっと話を聞きたい」と思えるし、話も弾みます。話が弾むことでより相手のことを知ることができるし、相手に共感できたり、違いから新しい価値観を得たりすることができます。この経験をだっぴでしてから、普段から相手の言っていることを脳内で映像化できるまで興味を持って深掘って話を聞くようにしています。

自分を認めること

私にとって、だっぴは「認められる場所」です。

何より人が優しい。その人のその人らしさを受け入れてくれます。また私が、自分の好きなところも嫌いなところも認められるようになったのは、だっぴのおかげです。

令和元年度だっぴ卒業文集より抜粋、一部改変

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